[京都] 鞍馬寺の紅葉

京都随一のパワースポットとして、牛若丸&天狗の修行場として有名な鞍馬山。
標高400mほどの場所に立つ「鞍馬寺」は、意外とラクに登れ、とても気持ちよかったです!

[写真] 京都のパワースポット「鞍馬寺」は意外と近くて気持ちよかった!

参道にはたくさんのお社があり、ひとつひとつお参りしながら、九十九折の山道をゆっくり歩いても、30分ほどで本殿に到着!その参道をレビューします!

鞍馬駅。叡山電鉄「出町柳駅」から鞍馬行に乗って約30分で到着。

鞍馬駅

鞍馬駅にもコインロッカーがありました。朝早く行くと使えそうです♪

鞍馬駅のコインロッカー

鞍馬駅構内。牛若丸&天狗系の展示パネルが並びます。
幼い頃の牛若丸が鞍馬山で天狗を相手に修行をしていた様子が分かります。

鞍馬駅

2017年1月、雪の重みで鼻が折れたことで知られる巨大天狗像。 ※同年3月完治

鞍馬駅前の天狗

鞍馬駅から鞍馬寺の仁王門(山門)までは、ほんの1分少々。

鞍馬駅から鞍馬寺仁王門へ…

青空に映える仁王門。両脇には狛犬ではなく狛虎が並んでいます。

鞍馬寺仁王門

鞍馬寺に祀られている毘沙門天の使いが虎だった為、狛虎が設置されているそうです。

しかし、近づいてみると、かなり色が禿げていました(朱色が薄くなっていました)。

秋の鞍馬寺:仁王門

この門扉は、若丸(源義経)が通っていた頃… 平安時代からのものだそうです。

愛山料200円を払って入山!

鞍馬寺:愛山料200円

貴船神社の赤い灯篭の参道(階段)もいいですが、こちらの階段もなかなか!(゜∀゜

秋の鞍馬寺 参道

緑に覆われ、厳かな雰囲気が漂う場所にあるのは、魔王の滝(右奥)と鬼一法眼社。

鞍馬寺:魔王の滝と鬼一法眼社

魔王とは義経に兵法を教えた天狗のこと。そして、鬼一法眼(きいちほうげん)も義経に兵法を教えた天狗という説があるそうです。

その先には由岐神社(ゆきじんじゃ)と数々のお社が並んでいます。

鞍馬寺:由岐神社

こちらは由岐神社の割拝殿(わりはいでん)。懸造(かけづくり)なのでカッコイイです!

鞍馬寺:由岐神社の割拝殿

※割拝殿とは、建物の中央に通路がある拝殿のことだそうです

由岐神社の石段脇にそびえ立つ巨大な杉は「大杉さん」。
樹齢約800年といわれている御神木です。

鞍馬寺:由岐神社の大杉

階段右側(杉の近く)にあるのは、末社の岩上社。山岳登山の安全を祈願するそうです。

鞍馬寺:由岐神社の岩上社

その向かい側にあるのが、冠者社(かんじゃしゃ)。商売繁昌・家運隆昌など…

鞍馬寺:由岐神社の冠者社

杉の根本にあるのが大杉社。大杉さんに向かって一心に願えば、願い事が叶うとされています。

鞍馬寺:由岐神社の大杉社

白長弁財天社(しらながべんざいてんしゃ)は商売繁盛や健康長寿など…

鞍馬寺:由岐神社の白長弁財天社

こちらが本殿。注連縄が珍しい色で、とてもカラフルな本殿です。

鞍馬寺:由岐神社の本殿

由岐神社は、鞍馬寺を守る神様のお社。火難除や子授安産などにご利益があるそうです。

本殿向かって左手奥には、三宝荒神社(さんぽうこうじんしゃ)があります。※火難・災難除け

鞍馬寺:由岐神社の三宝荒神社

本殿向かって右側の道を進みましょう。

秋の鞍馬寺

歩きはじめると、すぐ右側にあるのが「川上地蔵堂」。

鞍馬寺の義経公供養塔

親元を離れ鞍馬で生活していた牛若丸(源義経)がお参りしていた場所。

川上地蔵堂の向かい側(道の左側)には「義経公供養塔」があります。

鞍馬寺の義経公供養塔

ここは、義経が幼少期に住んでいた場所だそうです。

ここからしばらく「九十九折」と呼ばれる山道が続きます。

鞍馬寺の九十九折の道

カーブの先にあるのは「双福苑」。玉杉大黒天と玉杉恵比寿尊の祠があります。

鞍馬寺の双福苑

その祠の屋根にはハート型の穴が…

鞍馬寺の双福苑

TV(旅モノ)を見ていた時は、かなりキツそうな坂に見えましたが、そうでもなかったです。

鞍馬寺の上り坂

15分ほど歩くと、この「中門」が。 しかし、まだまだ上り坂が続きます。

鞍馬寺の上り坂

ここからは、コンクリート舗装がされている道が続きます。

鞍馬寺の上り坂

次のカーブを曲がると階段が始まります。

鞍馬寺の石段

次のカーブも同じく…

鞍馬寺の石段

その次のカーブの左側にある祠は、鞍馬山七福神「福禄星人」。 ※福禄寿 寿老人

秋の鞍馬寺:

何回折れたか記憶にありませんが、この坂を上ったあたりでお経が聞こえてきました。

鞍馬寺の上り坂

いよいよこの階段を上り切った先が、鞍馬寺の本殿エリアです!

鞍馬寺:石段

しかし、まだまだ長い階段が…

鞍馬寺:石段

階段の途中にあるのは、学芸・財宝を司る弁財天が祀られている「巽の弁財天社」。

鞍馬寺:巽の弁財天社

弁財天社の先にも階段…

鞍馬寺:石段

手水舎の奥にある建物は「洗心亭」といい、参拝者のための無料休憩所になっているそうです。

鞍馬寺:手水舎

この階段を上ると、いよいよ本殿のようです!

鞍馬寺:石段

仁王門からおよそ1キロ。標高400mほどの場所に立つ鞍馬寺の本殿金堂。写真を撮ったりしながら… 約30分ほどで到着しました。

鞍馬寺:本殿金堂

ここには、鞍馬寺の起源に関わる3体の御本尊「千手観音菩薩/毘沙門天/護法魔王尊」が祀られていますが、ご開帳は60年に一度だそうです。

鞍馬寺:本殿金堂

本殿金堂前の石床は金剛床(こんごうしょう)と言い、ここが宇宙のパワーが降り注ぐパワースポットと言われています。

鞍馬寺:金剛床

以前テレビで「この金剛床の真ん中(三角部分)に立ち、両手を広げて気を集め、天からのパワーを体に取り込む」と紹介されていました。

鞍馬寺:金剛床でパワーチャージ!

金堂の正面にあるのは「翔雲臺」。こちらの石からもパワーが出てるような雰囲気が…

秋の鞍馬寺

本殿から少し上がった奥の院にある「霊宝殿」では、珍しい格好をした毘沙門天像三尊像(家族)が見られるそうです!

鞍馬寺:石段

帰りは景色を見ながらゆっくり下山…
しかし、石段が多いので、急いで歩くとスネが痛くなるかもしれません。

秋の鞍馬寺

BSの旅番組で見て以来、ずっと行きたいと思っていた鞍馬寺。
台風の影響(2017年10月)で奥の院〜貴船までの道が通行止めになっていたのが残念でしたが、九十九折の参道(山道)は、想像していたよりずっとなだらかで、とても気持ちのいい山道でした!

また、駅からの道も分かりやすく、MAPを持っていなくても安心して登れる山だと思います。
※京都を回っていて、バスに乗らなくてもいいというのも(意外に)ありがたいですね(^_^;

鞍馬寺(京都)
アクセス
叡山電車「出町柳駅」から叡山線・鞍馬山行き(約30分)乗車「鞍馬駅」から徒歩30分弱
時間
9:00〜16:30
※山にはもっと早い時間から入れますが、その場合は山門の発券所に200円を置いておきましょう。
拝観料
愛山料 200円 / 宝殿 300円(大人)
WEBサイト
http://www.kuramadera.or.jp/

写真は全て2017年11月13日に撮ったものです。