[京都] 大原三千院の紅葉
京都の里山・大原で最も有名な寺院「三千院門跡」。
1年を通して美しい景色を楽しむことができる三千院は、紅葉の名所としても人気です。
まるで海のように続く壮大な庭…と称される、自然が生み出した苔の広がる絶景庭園「有清園」は、一度は見たい風景ではないでしょうか。
三千院門跡の玄関口「御殿門」。石垣に囲まれていてお城のようです。
この門は薬医門という種類の門で、屋根が中心線からやや前にズレいてるのが特徴だそうです。
受付で拝観料を払い、客殿へ進みます。
客殿は、豊臣秀吉が京都御所の修復時に残った材料で修復したとされています。
美しいお庭が見える「宸殿」に続く廊下。
宸殿(しんでん)に入ると… テレビ等でよく見る景色が広がります。
※天皇を迎える玉座の間から…
ここが、庭一面に苔が広がる「有清園」ですね…
職員の方々が庭にはいつくばり、雑草を手で取り、この美しい苔庭を保っているんだそうです。
苔の上に落ちる真っ赤なモミジ…
有清園から見る宸殿。
拝観料は、700円。
平安時代に建てられたお堂「往生極楽院」には救いの菩薩阿弥陀三尊像が安置されています。
テレビで何度も見てたので、ちょっと感動しました。
阿弥陀三尊は、木造の阿弥陀如来及両脇侍坐像で、国宝に指定されています。
苔の上に伸びる木の影まで美しい…
この地域は、朝に靄が発生し、とても湿潤な環境である為、杉苔がキレイに生えるのだそうです。
園内の紅葉を撮影している女性たち。
よくテレビで見ていた光景ですが… わらべ地蔵は意外と遠くにありました。
なので、けっこうズームしないと撮れません。
望遠レンズがある方は、持って行った方がいいと思います。
わらべ地蔵の先へ進むと、弁財天像が立っています。
その先には、金色不動堂があります。
更に奥に進むと、金色の観音像が祀られている観音堂が。
いつもテレビで「有清園」周りしか見てなかったので、境内が広いことに驚きました。
観音堂の北側に広がるのが「慈眼の庭」。
境内の北側を流れる川「律川(りつせん)」。
その川沿いに立ち並ぶ石仏たち。
「石仏」なのか「地蔵」なのか、よく分かりませんが、川沿いには8体ほど並んでいたと思います。
こちらの2体だけは、赤いよだれかけをしてるので、お地蔵さんですね。
少し高い場所から見た「有清園」もステキ…
同じく、少し高い所から見た、「わらべ地蔵」さん達を撮る人たち。
おそらく、ここが(順路通りでいくと)出口になる「西方門」。
意外に広く、見どころの多い三千院。
客殿と往生極楽院の間には聚碧園(しゅうへきえん)という美しい庭がありますので、そちらも是非!
苔が美しいことで有名な三千院(有清園)ですが、紫陽花苑もあるそうなので、6月の梅雨時期に訪れるのもいいかもしれません。
- アクセス
- JR京都駅より「京都バス17系統」乗車(約60分)大原バス停下車 / 地下鉄「国際会館駅」より「京都バス19系統」乗車(約25分)大原バス停下車 … 徒歩10分弱
- 時間
- 3月~12月7日 8:30~17:00 / 12月8日~2月 9:00~16:30
- 拝観料
- 700 円(大人)
- WEBサイト
- http://www.sanzenin.or.jp/
写真は全て2017年11月13日に撮ったものです。