名古屋城 ② 本丸御殿の障壁画は必見!
2018年に復元工事が完成した名古屋城の本丸御殿。
狩野派の絵師によって描かれた障壁画のうち、1,047面が重要文化財に指定されているということで、その床の間絵や襖絵を見るだけでも価値があると思います。
復元工事は2009年に開始。工事は1~3期に分割して行われ、2018年に完成したそうです。
1945年の空襲で焼失した本丸御殿。10年の歳月をかけ、2018年の6月に完成公開を迎えました。
公開当初はこのエリアに長~い行列が出来ていたようです。
本丸御殿には靴を脱いで入りますが、靴ロッカーとは別に、コインロッカーもありました。
100円を入れて使用。取り出す時にお金が戻ってくるタイプでした(↓)。
荷物の多い旅行者にとってはありがたいサービスです!
本丸御殿の玄関にあたる「虎の間」に飾られてるのは「竹林豹虎図」。
館内はけっこうな薄暗さなので写真を撮るのは超〜厳しかったです (ノ_<。)
こちらは来客が通される部屋「一之間」。
こちらの襖絵も「竹林豹虎図」のようです。
廊下の各所にスタッフがいて、荷物やステッキなどが障壁画や柱・壁などにあたらないように目を光らせ、時々見学者に注意をしていました。
表書院の「上段之間」。 ※書院とは正式な対面儀礼に用いられた部屋のこと
表書院は、上段之間、一之間、二之間、三之間、納戸之間と、5つの部屋があるそうです。
廊下から見えた外の景色。新しいのでかなり綺麗で、いい匂いがしそう♪
これは、身内だけが立ち入れるという「対面所」の障壁画、「風俗図」。
藩主(殿様)が身内や家臣との私的な対面や宴席に用いた部屋。とのこと。
上洛殿(じょうらくでん)というエリアの廊下。
透かし彫りの花模様が特徴の「花狭間格子欄間」がステキでした♪
上洛殿というエリアは、豪華な彫刻欄間が目につき、写真を撮る人で若干混みました。
ここ、唯一まともに写真が撮れる部分かもしれません。※若干明るいので
この日一番美しいと感じた襖、上洛殿の「雪中梅竹鳥図」。
御殿内が全体的に金ピカだったので、この部分だけなんかほっとする感じで、特に美しく見えました。
本丸御殿のお隣にある「西南隅櫓(せいなんすみやぐら)」は、中に入れる(上れる)ようですが、行列が出来ていたので断念。
この櫓までの石段が、一段がやたらと高いやつで、とても大変でした(特に下りる時ヤバそうです)。
公開当初は、この辺が人だらけ… という写真をどこかで見ました。
この緑のコーンはその名残なんでしょうけど、混んでない日は外してほしいですね…
本丸御殿の車寄せの前にある石垣。大きさが分かるように、子供が通ったところを1枚♪
今回、名古屋城を訪れて一番驚いたのが、お堀に水が張ってなく、緑でいっぱいだったこと。※せっかくならここに降りて歩けるようになるといいのに… なんて思いました。いい運動になりそうです♪
ちょうどタイミング的に「本丸御殿完成後」に訪問しましたが、京都の二条城と比べると、こちらは金ピカすぎて(金色が嫌いな自分としては)おぉぉ〜〜〜って感じではありませんでした (^_^;
御殿内の襖絵も、金や虎が多く、なんか、ちょっと飽きるというか… 正直くどい!と思ったりもしました。でも、見に来て損した(金もったいなかった)ということはありません。そういう意味で、入城料は高くないと思いますし、やっぱ重要文化財の障壁画は見る価値アリ!と思います。
※天守閣が工事中だったのも、大きく感動!と書けなかった要因の一つかもしれません
- 住所
- 愛知県名古屋市中区本丸1番1号
- 電話
- 052-231-1700
- 時間
- 9:00~16:30
- 入城料
- 500円
- アクセス
- 名城線 「市役所駅」7番出口より徒歩 5分
- WEBサイト
- 名古屋城公式ウェブサイト
写真は全て2018年11月15日に撮ったものです。